自動機とは?自動化装置と活用事例についてご紹介

日本の製造業の現場では、急速な自動化・省人化・省力化へのシフトが進んでいます。

生産現場の自動化・省力化を実現しているものが自動機です。

今回は生産現場における自動機の概念、役割、5種類の自動機のそれぞれの特徴をついて紹介していきます。

目次

  • 1.自動機とは
  • 2.自動機の種類と活用事例
  • 2-1.搬送装置
  • 2-2.検査装置
  • 2-3.塗布装置
  • 2-4.組立装置
  • 3.自動機の導入のことなら工場自動化ナビ.comにお任せ!

1.自動機とは?

日本の製造業の現場では、急速な自動化・省力化へのシフトが進んでいます。

その背景には、人口減少による労働力確保の難しさ、生産性の向上によるコストダウン、昨今のコロナウイルスの影響など、さまざまな要因があります。

また、自動化をするメリットとして、生産現場の安全を確保するということも挙げられます。

危険な高所での作業や、機械が密集していて危険な箇所での作業を自動化することによって

従業員の安全を確保することも可能です。

中小企業の生産現場でも自動化が進んでいます。

その生産現場の自動化・省力化を実現しているものが自動機です。

現代の製造業においては、欠かすことのできない存在といってよい程、その役割は非常に大きいものになっています。

特に作業スペースに限りのある、少量多品種の仕事が多い中小企業からの需要は高まっています。

今回は生産現場における自動機の概念、役割、5種類の自動機のそれぞれの特徴について紹介していきます。

2.自動機の種類とそれぞれの特徴

ひとえに自動機といっても、その種類は複数あります。

今回はその中でも、需要の高い自動機を5つ紹介致します!

2-1.搬送装置

搬送装置とは、生産工程での製品や材料を、工程内あるいは、工程間を移動させるための
自動化・省力化装置のことです。


搬送装置を導入するメリットとして次の2つが挙げられます。
①工程間の自動化・省人化・省力化が可能となり生産性の向上に繋がりコストダウンが実現。

②工程間で搬送に関する人的ミスを減らすことができる。

一口に搬送装置といっても、リニア搬送・ベルトコンベア・ピッチ送り搬送・インデックス搬送・ロボット搬送・エア搬送等さまざまな種類があり、工程と製品により使い分けをしています。用途に合った搬送装置の選定をすることが自動機導入のポイントであると言えます。

>>搬送装置の活用事例はこちら


2-2.検査装置

検査装置には外観検査機・トルク検査機・リーク検査機・電気特性検査機など様々なものがあります。

今回は中でも、需要の高い外観検査装置についてご紹介致します。


外観検査装置とは、製作した部品や、製作に移る前の素材をカメラやセンサーを駆使して検査する装置です。

外観検査では、人の目では見ることができない細かいキズ・寸法の検査・部品欠損・異物混入などを検知するときに役立ちます。

検査装置を導入するメリットとして次の2つが挙げられます。

①工程間の自動化・省人化・省力化が可能となり生産性の向上に繋がりコストダウンが実現。

②欠損や異物混入等を事前に検知することにより製品不良を防ぎ生産性を向上させる。

③疲労や集中力の低下により発生する人的ミスを防ぐことができる。

④品質の安定・品質の保証が実現。

>>検査装置の活用事例はこちら

2-3.塗布装置

塗布装置とは、製品や材料に接着剤や溶剤・グリスなどを塗布するための装置です。 一般的な塗布装置は、塗布する対象物の形状や塗布する接着剤や溶剤・グリスと塗布の目的によって塗布方法が異なります。

その目的や使用する接着剤や溶剤・グリスによって異なる塗布方法を取る必要があるため塗布装置も数多くの種類を保有し対応できる体制を整えることが重要です。

塗布装置を導入するメリットとして次の2つが挙げられます。

①塗布工程の自動化・省人化・省力化が可能となりコストダウンに繋がる。

②多くの塗布装置を保有することで、異なる塗布方法に対応することができる。

③塗布する量や位置を正確にすることによって品質が安定する。

>>塗布装置の活用事例はこちら

2-4組立装置

組立装置とは、製造の組立の工程で使われる、それぞれのワークを組み合わせるための装置です。

手作業で行うとどうしても組み合わせのばらつきや人的ミスが起こってしまいます。

組立装置を使用することによって、これらのミスを減らすことが可能です。

組立装置を導入するメリットとしては次の2つが挙げられます。

①組立工程の自動化・省人化・省力化が可能となりコストダウンに繋がる。

②組立工程の人的ミスが減り不良が無くなることで生産性向上に繋がる。
③自動化することによって完成品の品質安定・品質保証が実現。

④組立スピードが早く、組立工程の効率化に繋がる。


>>組立装置の活用事例はこちら

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